2015年11月19日木曜日

リオデジャネイロの幽霊駅

 ブラジルの祝日11月2日は、ジア・ドス・モルトス(死者の日)いわゆるお盆であった。以来、幽霊の話題がちらほらと。

日本人は幽霊話に慣れているが、ブラジル人は幽霊話はほとんどしない。死者の日の特集で、ある新聞がサンパウロ市の墓地に幽霊が出るという記事を書いていたが、その中で幽霊の噂話についてブラジル人にインタヴューしたところ、「怖いか?」の質問に「興味深い。いるなら見てみたい」という意見が多数だった。

さて、今回の記事も「リオデジャネイロに幽霊駅がある」という見出しで、いったいどんな幽霊? と期待したが、エスタシオ駅(営業中)からプラッサ・キンズィ(営業中のフェリーの発着所)まで、地下鉄が走るはずだったが、1980年代に着工されはしたが未完で捨て置かれているという趣旨だった。

フェリーは乗ったことがある。20分ほどでリオデジャネイロ市とニテロイ市を結ぶ列記とした庶民の足として通勤・通学客で満員だった。しかし、発着所はいかにも寂れた暗い人目につかないひっそりとした場所にあったので、驚いた。麻薬密売所が近くにあるのではないかと、周囲を注意深く見つつ、フェリーに乗ったのを覚えている。

なるほど、この地下鉄が完成したら、どんなに便利になったことだろう。

その続きとして「ボタフォゴにも未完の駅が」という題の記事があった。それによると、コパカバーナとボタフォゴの間にもう一つ地下鉄駅ができるはずだったとのことである。もしそれができていれば、私が以前リオデジャネイロで住んでいた間借りの家から1ブロック先に、地下鉄の駅があったことになる。

そういえば、私がリオデジャネイロに行った時、地図をゲットしたが、それには確か家の近くにMのマーク(地下鉄駅の印)があった。近くまで行って見たが、Mのマークはあったが、鉄の柵で囲まれた場所があるのみであった。記事によれば、あの鉄の柵の下に未完の駅があることになる。

その駅ができていれば、ずいぶん便利だったな~。なくてもいろんなものがあって、便利な場所だったが。